ベストコーチングアワード2021
お疲れ様です。
本日スポーツメディカルコンプライアンス協会様による【ベストコーチングアワード2021】(https://smca.jp/bca2021/)の表彰がありました。
新潟クラウンは昨年のシングルスター受賞から躍進しまして、今年度はトリプルスターを頂くことができました。
トリプルスターを受賞したのは新潟県では私達だけです。
本当に優秀なスタッフと、ご理解ご協力を頂いている保護者様・関係者の皆様のお陰です。
この場を借りてお礼申し上げます。
新潟県では現在色んな動きがあります。
新しいチームが立ち上がったり、合併する動きがあったりしています。現に私達が活動する新潟県の中学軟式野球界にもクラブが多く立ち上がったりしています。
何が正解かはわかりません。
ただ明確になってきているのはどうしようもない指導者のいるチームは淘汰されて来ているということです。
この流れは全国的にも止められない時代になりました。
FacebookやTwitterで何度も言っていますが、私たちの活動が全て正しいとは言いませんし、思ってもいません。ただの緩いチームだと思われている節もあるかと思います。
ですが、私たちは選手に怪我だけはさせません。
野球をすることで何か(勉強・友達・家族など)を犠牲にすることも絶対にしません。
私達の中では至極当たり前のことです。ですが、新潟県全体で見ると当たり前のことではありません、というのが現状です。
怪我をしてでも、投げられなくなってでも、振れなくなってでも、走れなくなってでも「今」に全力を注ぎ込みたい選手であれば、それで良いかと思います。
でもそれを決めるのは選手本人であり、チームの大人が決めるものではありません(本音を言えば選手が決めて良いことでもありません)。
私達クラウングループは
・痛いを言える環境
・痛いに気づく観察眼
・痛くなる前に止める勇気
これらを大事にしています。
子供達というのは、目の前の事に一生懸命取り組みます。
それを大人が逆手に取ることで「試合に使われなくなるのでは…?」とか「監督コーチの評価が下がるのでは…?」とか「怒られるのでは…?」などそう言ったことを思わせてしまっている現状がまだまだ野球界にはあります。
そんなことを私達は絶対させません。
私の個人的な考えですが
選手の野球生命を削ってまで頑張る野球は、保護者の管理下にあるうちは存在しない。
と考えています。
我が子に怪我して欲しい保護者がどこに居ますか?
怪我で野球を諦めることになった我が子を見て平気で居られる保護者がどこに居ますか?
さっきも書きましたが子供達は目の前のことに一生懸命取り組みます。
それをオーバーワークになる前に止めてあげられるのは私達の重大な役割じゃないですか?
また、「怪我をするまで頑張った我が子・野球を諦めることになった我が子」に対しては、「よく頑張ったね。そこまで努力できるのは素晴らしい。」とお子さんを励ましたり、自分の中で昇華するしか無いじゃないですか。
そんな悲しいことってありませんよ。
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【最後に、このブログ記事を読んでくれているすべての小中学生球児へ】
最初に厳しいことを言わせてもらいます。
君たちの中で、【自分】で稼いだお金でユニフォームや道具を買い、【自分】の足で球場まで行き、【自分】が用意したお弁当や飲み物、着替えを持って練習している選手が居ますか?
居ませんよね。ここに書かれている【自分】はほとんどが【保護者】に変わると思います。
君達は野球をやらせて貰っている立場になります。ですから、君達の身勝手なワガママというのは当然通じない訳です。
これはどこのチームでも言われていると思います。でも、そんなことは皆さんよく分かっていると思います。
私が言いたいのは、怪我をするまで野球をやり込む権利も君たちには無いよ、ということです。
君達は、このコロナ禍の中、一生懸命自分の意思で、頭を使って考えて、野球が上手くなりたい一心で練習に取り組んでいると思います。
ですが、頑張りすぎるあまり、怪我をしてしまい野球が出来なくなることも当然あります。
野球が出来ないと皆落ち込んじゃいますよね。焦りますよね。苦しいですよね。
保護者の方も同じ思いです。そんな思いをさせて良いのでしょうか?
自分の為だけに野球をするのはまだ君達には早すぎる。
野球をやってる時の君たちの楽しそうな顔、真剣な眼差し、喜ぶ顔、悔しい涙。そうした経験をする事で成長していく君達の姿を保護者の方達はずっと見て行きたいハズです。
自分の為、保護者の為にもどうか、自分の身体を守って下さい。大事にして下さい。
もし、怪我をしてしまって、苦しくて、我慢して野球をやってる選手がいたら…
そのときはクラウンに遊びに来てください。
身体を大事にして、治ったら一緒に思いっきり野球をしましょう!私たちは君たちに怪我なんか絶対にさせません。
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長々と書きました。最後まで目を通して頂き有難うございました。
こんな機会じゃないとなかなか本音は書ききれないかもしれません。
私が作った野球チーム。新潟クラウン・県央クラウン。これからも選手に寄り添ったチーム新潟県でNo. 1としての誇りを胸に突き進んで行きます。